4/13(水)に六本松駅前で福岡2区市民連合のスタンディングが行われました。
ふくおか緑の党からは、木下由香副代表が街宣を行いました。
木下副代表のアピール
六本松駅前交差点をご通行中の皆さん、こんにちは。
ふくおか緑の党副代表の木下と申します。今日私たちはここで市民連合の仲間達と「投票に行きましょう」「選挙に行きましょう」という呼びかけをさせていただいています。
私事になりますが、実は私この六本松に非常に縁がありまして、もう30年以上前になりますが、すぐ近くの草ヶ江小学校というところで、新任教師として小学校の教員をしておりました。
実はその時にですね、草ヶ江小学校には日教組、教職員組合の熱心な先生方がたくさんいらっしゃいました。幹部が集まっていました。
その時のスローガン「二度と教え子を戦場に送るな」。
このスローガンを見て私は、本当に恥ずかしい話ですが、当時は「日本で戦争なんか起きるわけないじゃん」とそんな風に思っていました。冷ややかな目で見ておりました。
今思えば本当に反省しきりなんですけれども、当時はバブル経済真っ盛りの頃で、まさかこの日本で「貧困」とか「戦争」とかそんなことが間近に感じられるようになろうとは、夢にも思っていなかったんですね。
そんな私が今日ここで皆さんに「投票に行きましょう」「選挙に行きましょう」となぜ呼びかけるようになったのか。その大きな転換点が3.11の福島原発事故でした。
いまも多くの避難してきた方々がいますが、私は縁あって、子どもを連れて必死で逃げて来たお母さんたちとの出会いがありました。
原発事故の後、「なぜこんなに沢山の原発が日本にあるのだろう」「なんでこんなことが起きたのだろう」と、度あるごとに考えさせられました。
私なりに、お母さん達と一生懸命いろいろな運動をしてきました。そしてここ数年はですね。すぐそこにあります六本松の裁判所、ここの裁判に通うようになりました。原発関連の裁判を傍聴していると「ああやっぱりこの国の政治を変えないと原発はなくならないんだ」ということに気付かされます。
今年3.11、11年目を迎えて、先日いろいろな集会を行いましたけれども、いまも多くの方々が苦しんでいます。
でも、人は変わります。
この私がですね、「戦争なんてあるわけないじゃん」と言っていた私が、ここでこうやってスピーチをするようになりましたから、人は変われるんです。
声を上げれば、変わります。
そのことを今日私は本当にここで皆さんにお伝えしたいと思っています。
そして昔教員をしていた立場から言うと、今学校で子どもたちがいろんなしんどい思いをしています。コロナでますます不登校が増えていますし、貧困も深刻です。
私は春日市の方で、子ども食堂のような取り組みを10年近く続けているんですが、先週2件ほどシングルマザーのお母さんが、「フードバンクのお米をください」って頭を下げて来られました。子連れで、お母さんが「お米ください」って取りに来られるって、もう本当に何か切なくてですね。ああ、こんな風なこと、本当に「政治の貧困」っていうのはこういうことなんだなってことを実感しています。そういうのが現実的にあるんですよね。
私は今あのふくおか緑の党という政治団体に所属していますけれども、そういった貧困問題とかがなかなかの切実に感じられない方も、今、「環境危機・気候危機」といったことは実感されている方が多いのではないでしょうか。子どもの貧困も政治で変えなきゃいけないんですが、この「気候変動・気候危機」に関しては、もう大げさではなく、地球上の誰一人として、関わりのない方はいないかと思います。もうこれを変えないことには、本当に20年後30年後の地球環境が危ない、子どもや若者たちの未来が危ない、そういう状況に私たちはきています。
でも、声を上げれば変わります。人間は変われるんです。
スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんという少女がそれこそ学校ストライキーをして、たった一人で声を上げ始めました。そのうねりが数年経って今、「Fridays for future」 という全世界的な動きになっています。
たった一人の行動が世界を変えることがあります。
ぜひあきらめずに声を上げて、私たちも繋がっていきたいとおもいます。
7月には参議院選挙があります。
ぜひみなさんの一票を無駄にせずに、今の自公政権を変えて、みんなと一緒にあきらめずに声を上げていきましょう。
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