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福岡市の「循環のまち・ふくおか推進プラン(原案)」では不十分

  • 広報部
  • 2021年7月8日
  • 読了時間: 2分

福岡市では、プラスチックごみの削減や食品ロスの削減などの新たな課題に対応し、循環型社会を推進するため、ごみ処理に関する基本的な考え方を示す「循環のまち・ふくおか推進プラン」(第5次福岡市一般廃棄物処理基本計画)の策定を進めています。原案はこちら(https://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/keikaku/hp/jyunnkannomachifukuokasuisinpuran.html

で見ることができます。

現在、この原案についてパブリックコメント(市民意見の募集)が行われています(締切:7月31日(土))。今回の計画について私は、発生抑制・再使用による廃棄物の発生抑制を中心としていることは正しいと考えますが、以下の点で不十分だと考えています。ぜひ皆さんもパブリック・コメントを出しましょう。


(1)発生抑制についての具体的な計画がない。廃棄物を減らすために不要なものは購入しない取り組み、修理または再生して再使用する社会的システムを構築する、家庭でのワンウェイ容器の使用をやめるなど日常生活で使用されるワンウェイプラスチック容器の削減計画がない。使い捨て商品を製造禁止や課税などの措置をすることで削減することも必要である。特に行政の責務として行政に関連する行事や公共施設内でのペットボトルの廃止やワンウェイ容器の廃止が明確にされていないことは問題である。

(2)プラスチック製品の削減、特に玩具や文房具、生活関連製品におけるプラスチック製品の切り替えの促進の計画がない。特に行政内での使用公共施設での使用するものはプラスチック製品からの切り替えを進めるべき。素材についてバイオプラスチックや紙などへ転換を図るように事業者に働きかけていくことも重要であるが、基本は最終的な廃棄物として焼却量が増えないように使用料を削減することと再使用・再利用が必要である。

(3)拡大生産者責任制度として、缶や瓶などの容器のデポジット制度、ドイツのデュアルシステムを参考とするような制度を導入する必要がある。

(4)不要なものは買わない・使い捨て商品は使わないなど発生抑制をすすめ、分別収集を広げ、容器や製品の再利用・再生利用をすることで焼却量や埋立量を削減する必要がある。負担とコストの問題で分別を増やすことを問題としているが、プラスチック製品の一括回収をすすめ、軟質プラスチックと硬質プラスチックを分別収集することとで資源化を進めるべきである。また、分別ができるような表示を義務づけるよう制度を求めていく必要がある。

(5)廃棄物、資源化物の回収を近隣市町で共同で取り組み、資源化施設や焼却施設の効率的な配置を検討すべき。


ふくおか緑の党 代表 荒木龍昇(福岡市議会議員)



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