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広報部

「緑の思想」を知る 〜緑の寺子屋に参加してみませんか?〜



 毎月1回、足立力也さん著の「緑の思想」を読み込みながら、「緑の党」と他の政党とは何が違うのか?政治理念として、何を大事にしているのか?を学んでいます。最終的には自分の言葉で緑の思想について話せる、というところを目標として、著者である足立さんを囲んで学習会を開いています。



 「緑の思想」は、世界の緑の党(グローバル・グリーンズ)が掲げているグローバル・グリーンズ憲章を元に、「お金」や「労働」ではなく「環境」を中心軸とした社会思想を紹介し、「緑の党」が目指している「日本および世界」の「社会・経済・政治」のあり方を解き明かす目的で書かれた本です。


 第1回(6/11開催)では、これから学習していく上で認知の照合「定義」が大事だという話から始まりました。

私たちが議論するときに、同じテーマで話をしていても、その人の中でテーマの「定義」が違っていた場合には、議論にならないというのです。例として挙げられたのは「平和のために軍備が必要」と「平和のために武器の禁止が必要」という場合の「平和」の定義でした。「平和」という言葉には、「幸せ」「命」や「健康」といった要素を含む一方、含まない要素として「暴力」や「貧困」「差別」があります。しかし、議論の中では都合よくこの要素を出し入れしてしまう場合があり、その場合には議論にならないとのこと。確かに議論していて「あれ?話がズレてるな?」と感じる場面には、過去にも何度か遭遇していたので、なるほどと感じる内容でした。


 第2回(10/8開催)では、「緑の思想」の第1章「『緑の思想』とは何か」について、学習しました。

この中で、私がもっとも心にささったのは「既存政党は、右から左まですべて、無限の経済成長を求めるという政治的な目標に変わりはありません。」というところでした。今まで当たり前だと思わされていたことが、現在のこの現状を作り出しているというのです。緑の党は、無限の経済成長という既存政党の目標を否定し、その代わりに持続可能な社会を築くことを目標としており、これは今までの政党にはない概念なのだと知りました。


 第3回(11/12開催)では、「緑の思想」の2章「グローバル・グリーンズ」の6原則のうち、「1.エコロジカルな知恵」「2.社会的公正」について学習しました。

学習会の中で、現在の「民主主義」の様々な問題、例えば多数決では少数者の意見が消されてしまうこと、数が多いことが必ずしも多数派にはならないこと(立場の弱い者は数が多くてもマイノリティになってしまう)なども挙げられました。

問題を明確にすることによって、今まで見逃していた現状の「民主主義」について、再考することができ、まずは身の回りから変えていく努力をしていきたいと感じました。


 実際の緑の寺子屋は、2時間の間に「緑の思想」の文中の単語について解説や現状との比較や「定義」を行い、より自分のものとできるよう足立さんの話をきいたり、質問したりして、進めています。足立さんの話は面白く、毎回引き込まれてしまい、あっという間に2時間が経っています。

「緑の思想」を身に付けたい、知りたいという方のご参加をお待ちしております。


次回の緑の寺子屋

日時:12月10日 13:30 ~

場所:コスタリカ社会科学研究所

  (福岡市博多区 参加希望者に個別にお知らせします)

参加資格:ふくおか緑の党 会員・サポーター

連絡先:092-862-8980(荒木事務所) greens.fukuoka★gmail.com(★→@)

ふくおか緑の党 会員 N.M



【グローバル・グリーンズ憲章】2001年に発足した国際的な連携を重視する国際組織「グローバル・グリーンズ」が第1回グローバル・グリーンズ大会で採択した世界の緑の党の共通の綱領・指針。

(参照:グローバル・グリーンズ憲章(English[2017],日本語版[2013])

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