同意がない名簿を提供することは人権侵害!自衛隊への名簿提供住民訴訟第2回裁判の傍聴を!
- ふくおか緑の党代表 あらき龍昇
- 2022年1月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年3月23日
ふくおか緑の党代表 荒木龍昇
来る12日(水)に名簿提供住民訴訟第2回裁判が開かれます。
この裁判は市民の同意をとらずに18歳及び22歳の名簿を、自衛官募集のために福岡市から自衛隊へ提供することをやめさせるための裁判です。多くの傍聴者があることで、裁判官に真剣な審理を訴えることができます。同時に、市民の関心が高い事を感じさせることで、福岡市に名簿提供を見直させる力にもなります。
当日は、裁判後裁判所前の地下鉄六本松駅前で、福岡市が自衛官募集のために同意がない名簿の提供をやめるよう訴える街頭情宣を行います。街頭情宣にも、ぜひご参加ください。
訴訟の論点は下記の3点となります。
①名簿がなければ募集業務ができないとは考えられず、自衛官募集という公共性が極めて低い業務のために、同意がない名簿を提供する事は人権侵害であり、市長の裁量権を逸脱して違法である。
②自衛隊は災害救助だけでなく国防を担っているが、本来の姿である専守防衛を超え米軍と一体化が進み、海外での戦闘行為が現実のものとなってきており、自衛官になれば生命の危機に直面する恐れが極めて強くなってきている。この現状を踏まえ、名簿提供は個人情報保護条例の「名簿を提供することで本人の権利利益を侵害する場合には提供できない」に該当し、違法である。
③地方自治体の本旨は「住民の福祉の増進を図る」とされており、戦争法等で米軍と一体となって戦闘行為がなされる状況がある中で自衛官募集に名簿提供することは、戦場に市民を送る行為であり、地方自治法に違反する。そもそも自衛隊は憲法違反であり、自衛官募集に地方自治体として協力すべきでない。
12日(水)の裁判スケジュール:
13:00~ 門前集会(福岡地方裁判所前)
14:00~ 裁判 1階101号大法廷(福岡地方裁判所@六本松)
15:30~ 地下鉄六本松駅前で街頭情宣
裁判終了後、六本松駅前に移動し街頭情宣の準備を始めます。
また、16日(日)に、学習会を予定しています。市から出された反論書についての学習と、意見交換を行います。市の反論書については、12日及び16日にも配布します。
誰でも参加できます。ぜひ、こちらにもご参加ください。 16日(日)学習会のスケジュール:
14:00~16:00 自衛隊名簿提供問題 学習会
場所:中央市民センター 視聴覚室
以上
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