安定ヨウ素剤の「事前配布」に後ろ向きな福岡市-「避難計画」出前講座
- 広報部
- 2017年7月30日
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原発事故を想定した「避難計画」について、7月29日(土)14時からふくふくプラザで福岡市の出前講座が行われました。これは6月27日(火)の請願審査の際、「出前講座で周知していきたい」という福岡市の答弁に対して、「では、出前講座で話してもらおう」ということで「原発の無い玄海町を考える福岡県民の会」が申し込んだ、という経緯で行われました。出前講座には30名余の参加がありました。
今回、大きな論点となったのが「安定ヨウ素剤の事前配布」でしたが、福岡市は「事前配布した場合の課題」として
(1)紛失の恐れ
(2)(医薬品なので)適切な環境下での保管
(3)誤嚥による副作用
(4)誤って使用する恐れ
(5)適切なタイミングでの服用指示
の5点を挙げました。しかし、すでに事前配布をしている玄海町や、茨城県ひたちなか市、兵庫県篠山市などでは、この5点について問題はなかったのでしょうか? 問題はありつつも、何らかの工夫や対策をしているのではないでしょうか?
このヨウ素剤以外の問題以外についても、▼市職員の被曝の問題(自治会の役員や民生委員などの被曝の問題も)、▼地域の連絡網の問題(個人情報などの問題もあり、連絡網をつくることは難しい)、▼複合災害を想定していない(地震で道路が通行できなくなったりしないのか?)など、多岐に渡って質問や意見が噴出し、改めて「避難計画」の問題点が浮き彫りになってきました。
9月3日(日)、4日(月)には国主催で玄海原発での事故を想定した避難訓練が行われるという情報もありますので、私たち市民も訓練を監視、チェックしていきたいと思います。一緒に行動していきましょう!




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