【玄海原発再稼働差し止め「却下」―佐賀地裁の「不当決定」に強く抗議します】
- 広報部
- 2017年6月14日
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玄海原発3・4号機の再稼働差し止めを求めた仮処分申請について、佐賀地方裁判所(立川毅裁判長)は昨日13日、「(原子力規制委員会の審査結果を)合理性がある」「具体的な危険が存在するとは認められない」として、申し立てを却下しました。私たちふくおか緑の党は、これに強く抗議します。 裁判では、地震対策を中心とした安全性をめぐる議論について争われました。私たち住民側は現在の耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地振動」が過小評価されていると主張。昨年4月に熊本を襲った熊本地震のデータを使って具体的に指摘したりもしましたが、地震学の専門家がいない原子力規制委員会の審査結果および九電の主張を佐賀地裁は全面的に支持しました。 福島原発事故から6年以上が経過しましたが、事故原因はいまだに解明されていません。事故原因が分からなければ対処できるはずはなく、新基準についても合理性があるとは考えられません。いまだに10万人ともいわれる方たちが避難生活を強いられています。また、子どもの甲状腺ガンは184人が確認され、健康被害が心配されています。 福島原発事故から何も学ばず、私たちの生命や安全性よりも経済性を優先させる判断を司法が行ったことに私たちは抗議するとともに、今後も玄海原発はもとより、すべての原発の停止と廃炉をめざし行動していく所存です。脱原発社会の実現に向けて一緒に行動しましょう。 2017年6月14日 ふくおか緑の党運営委員




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