【代表談話】衆院選で政権交代を! 人権・平和・暮らしの安心を取り戻そう!
- 広報部
- 2021年9月18日
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更新日:2021年10月5日

今年9月18日は、中国東北部柳条湖付近において関東軍が南満州鉄道を爆破し、日中戦争からアジア太平洋へ侵略戦争の道を進めた日から90年に当たります。関東軍の独断による陰謀は追認され、戦争拡大の責任は誰もとらず、国民は大本営発表に疑問を持つことなく侵略に荷担していきました。誰も戦争責任を明確にとらないまま戦後が始まり、敗戦後から今日もアメリカに隷属する政治が続いています。
2012年、安倍前首相は「日本を取り戻す」と言って総選挙で勝利しましたが、安倍・菅政権は「日本をアメリカに売り渡してきた」9年と言えます。安保条約・日米地位協定の下、日本は未だに占領状態にあり、米軍は治外法権をもち、日本中の空と海と地上を自由につかっています。自公政権は主権回復に取り組むどころか、特定秘密保護法、戦争法、土地規制法と相次いで違憲立法を繰り返し、米軍と自衛隊の一体化を進め、イラク戦争・アフガン戦争とアメリカに追従してきました。この追従は国内では、沖縄の辺野古新基地建設、宮古島や石垣島のミサイル基地建設といった米軍と一体化して基地を強化という形で全国で行われています。更にマイナンバーおよびデジタル関連法により監視社会が作られようとしています。
今年8月30日にアメリカはアフガンから撤退しました。「対テロ戦争」との言いがかりで始めたアフガン戦争は、20年間で戦費が約250兆円といわれ、約20万人近い兵士や住民の命を奪い、元のタリバン政権に戻りました。ベトナムでの敗戦、中東での敗戦と、暴力によって自分たちの価値観を強制することはできない事は明らかです。アメリカの走狗として「大日本帝国」を復活させようとしてきた歴史修正主義者は、台湾危機、北朝鮮危機など新たな危機を作り出そうとしています。これを許さず、世界の人々との連帯で平和で持続可能な社会を作る政治に変える時です。
多くの反対を押し切ってオリンピックを開催し、コロナ対策が後手後手で場当たり的な対策しかできなかった菅首相は政権を放り出しました。安倍・菅政権は憲法を無視し、国民の声を無視し、民主主義とはほど遠い無法者国家でした。自民党総裁が替わっても、桜を見る会、森友学園・加計学園問題の再調査を行い、ウソ・改ざん・隠蔽の責任を明らかにし、説明責任を果たす政権が生まれるとは考えられません。また、アベノミクスによって格差と貧困が広がり、コロナ禍でさらに深刻化し、新自由主義政策の破綻が医療崩壊という現実を突きつけています。政権交代で信頼できる政権をつくり、気候危機を原発に頼らずに克服し、人権と平和と安心して暮らせる持続可能な社会を取り戻しましょう。
ふくおか緑の党 代表 あらき龍昇
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