【報告】「暮らしの声を市政につなぐ」活動を次の世代へ! 「あらきと市政をつくる会」総会が開催されました
- 広報部
- 2022年4月24日
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更新日:2022年7月5日
4/17(日)にももちパレス特別会議室にて、ふくおか緑の党代表であるあらき龍昇福岡市議会議員の後援会「あらきと市政をつくる会」の総会が行われました。当日は、あらき議員とともに歩んできてくれた同士、ふくおか緑の党に新たに加わった仲間など様々な世代の方々が集まってくださり、会場はほぼ満席となりました。
28年間、ともに歩んできた方々があらき議員との歴史を振り返りつつ、様々な思い出を語ってくださいました。
【開会の挨拶】
・松本道生(後援会会長)/ あらき龍昇
【第一部】
・森あやこ様(福岡市議会議員)
・笠利つよし様(太宰府市議会議員)
・上野崇之(宗像市議会議員):メッセージ(司会が代読)
・今村恵美子様(元福岡市議会議員):メッセージ(司会が代読)
・高木誠一郎先生(小児科医師)
・森部聰子様(福岡・戦争に反対する女たち)
・池永修弁護士(福岡住環境を守る会代表)
・脇義重様(博多湾会議共同代表)
・菊川千賀子元福岡市議会議員・木下由香副代表・あらき龍昇のトーク
【第二部】
【開会の挨拶】
後援会会長の松本道生さんからは、福岡西部生協時代からのお話しからはじまり、あらき議員の今期での引退を惜しみつつ、まだ身体の動くうちは、国政、福岡市政に対して、議会の内外を通じて共にがんばっていきましょうという力強い言葉もいただきました。
次にあらき議員から、総会にたくさんの方が参加いただいたことへの感謝と、今期で議員を辞して、ほんかわ知明さんに引き継ぐことを話されました。28年間、議員としては5期20年間、福岡市政に臨んできたこと、その間見てきた福岡市政を一緒に振り返っていただきたいと挨拶がありました。
【第一部】
8名の方(うち2名はメッセージ)から、あらき議員への感謝や思い出などを語っていただきました。
【第二部】
あらき議員から「福岡市の課題」と、ほんかわ知明さんから「次期福岡市議選へ
の抱負」が語られました。
■福岡市の課題:あらき龍昇(資料:28年間の市政ウォッチ.pdf(6.8MB))

身内の葬儀と重なったとき以外は、毎回議案質疑と一般質問を行なってきた。
日本の地方自治体の政策の中核にあるのが、「都市間競争と成長」となっている。しかし、本来自治体が主となってすべき仕事ではない。
桑原市長(1986年12月〜1998年11月)は、前の進藤市長のときに1兆数千億円だった借金が12年間で約2倍(約2兆5千億)。国は景気対策のために、地方自治体に公共事業をやらせた。また、「いかに我が町だけが勝ち残るか」という都市間競争の発想がなかなか抜けない。桑原市長から高島市長まで、ずっと変わらずにある。
とりわけ人工島にはたくさんの税金が投入されてきた(毎年約100億円)。今も使われ続けている。人工島に建てられたマンションは、1棟あたり10億円くらい補助金がつき、土地の売値は半値以下なのに、1戸あたり300万円くらいの補助金(開発者に対して)もついている。いずれの補助金も我々の税金から出されている。
また、企業誘致のために立地交付金が出されている。山崎市長の2億円からはじまり、吉田市長10億円、高島市長30億円まで引き上げられた。
収支が赤字になるのはわかりきっていた。人工島の埋め立てにかかった費用に比べて、回収できるのは半分以下となっている。税金は使わない、開発者の負担でやると言っていたが、そうなっていない。子ども病院、青果市場、総合体育館、さらに計画になかったものにまで作り、湯水のように税金が使われた。最終的に、2012年に髙島市長が損切りで売却すると結論を出した。
また、高島市長は「福岡市は実験場」と言って、国家戦略特区など自公政権が進める新自由主義政策のお先棒を担いできた。非正規雇用を増やして正規職員を減らした結果、福岡市は政令市でもっとも職員が少ない。
高島市長は、国の補助金を使う事業を優先し、また公営の事業を減らしていく。学校給食を提供している給食公社も民営化されている。小学校の調理員も外部委託。このように職員を減らし、経費を減らすことで、低賃金構造が広がり、福岡市はトリクルダウンどころか、非正規雇用が増え、実際に世帯収入300万以下の世帯が40%(全国平均が34%)となっている。市民経済計算(3年遅れで出る)をみても、所得は増えていないが、企業の収入は増え、金融資産も増えている。しかし勤労者の所得は増えていない。つまり国の構造と同じように、富裕者がより豊かになり、貧しい人はより貧しくなる。福岡市は、それがより一層進んでいるという実態が数字にも出ている。
成長・競争の新自由主義の開発路線から、非正規雇用を減らしていくことが、地域経済をよくし、市民へのサービスの向上へもつながる。
以上のような「成長と競争」という呪縛に囚われている今の福岡市政、もっといえば国の政治を変えていくためにも、みなさんと一緒に、議会と市民をつなぐ運動に継続して取り組んでいきたい。
来年は71歳。まだまだという声もあるが、リレーでも必ず助走がある。菊川さんの議会活動を手伝ったことが自分の力になったように、次のほんかわさんにリレーがつながっていくように、私も頑張っていきたいと思います。ほんかわさんへのご支援をよろしくお願いします。
■「次期福岡市議選への抱負」ほんかわ知明

2月にふくおか緑の党の総会でも報告させていただいたとおり、来年4月の福岡市議選に早良区から荒木議員の後継として立候補することを決意しました。
後援会の名前は「ほんかわ知明と子ども未来応援団」としました。
気候危機対策、学校給食の無償化&オーガニック化、生活交通支援、議会改革などいろいろ取り組みたい課題はありますが、私の根っこにあるのは、「今の社会を、今の政治を子どもたちの世代、将来の世代に残していけない!」「政治が引き起こした問題は、政治で解決していかないといけない!」という想いです。
今の永田町の政治を見ていると、政治を諦めたくなる気持ちも分かります。私も政治の世界に関わるまでは、政治に対してマイナスのイメージしかありませんでした。
ですが、今から約20年前、物理の研究をしていた大学院生のとき、キャンパスで見かけたあるポスターにハッとしました。そこに書かれてあった「政治家はテレビの中の住人ですか?」という言葉…。
それより10年以上(今から30年以上)前、荒木議員をはじめ生協の組合員の皆さんたちが「生活と政治はつながっている」と考え、生活者の声を議会へ届けるための「代理人運動」を始められていました。生活のなかで困っていることがあれば、それは政治の問題です。
永田町の政治がおかしいからこそ、「地域から、自治体から、まっとうな政治を作っていきたい!」「地域からしか政治は変えられない!」と思います。
「議員が一人いるか、いないかで、全然違う」と荒木議員はいつも仰います。傍で活動してきて、たしかにそのとおりだと私も思います。そのうえで私は「“政治=みんな”のチカラで未来を切り拓いていきたい」「政治をあきらめないでほしい」と考えます。
議会の中では「1/62の存在」ですが、議会の外でも皆さんと力を合わせて、緑の政治を実現していきたいと思っています。
あなたの声が、明日を変える一歩になります。
応援よろしくお願いいたします!
ほんかわ知明のホームページはこちら:
■応援メッセージ
最後に参加者3人の方から応援メッセージをいただき、「あらきと市政をつくる会」総会は終了しました。
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