「須崎公園の大木を守る会」(代表:荒木龍昇ほか)で以下の請願署名を集めています。12月定例会で提出する予定です。11月末をめどに署名にご協力をお願いします。
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市民会館跡地の公園整備についての請願
福岡市議会議長 打越 基安様
【請願趣旨】
須崎公園に市民会館の建て替え施設として福岡市拠点文化施設が整備されています。一体の整備事業として拠点文化施設完成後に市民会館は取り壊され、跡地は公園として整備されることになっています。現計画では市民会館跡地の中央部は芝生ひろば、周辺に高木が配置され、那珂川沿いには利便施設として公園と那珂川の両方の眺望を楽しめ,幅広い年齢層が利用できるレストランを設置する計画となっています。私たちは、跡地の計画を変更し緑豊かな森にすべきと考えています。
2009年策定の「福岡市 新・緑の基本計画」の基本理念では「福岡が持続的に発展していくためには、福岡の持つ特性を活かしつつ、経済性、効率性優先だけではない都市づくりを進め、『都市の中に緑を創る』という発想から転換した『緑の中に都市がある』姿を目指さなければなりません。」と記載されています。また、福岡市が取り組んでいる「都心の森1万本プロジェクト」の説明として「天神ビッグバンや博多コネクティッドにより、まちが大きく生まれ変わっていく中で、緑が持つ魅力により、まちに『彩り』を加え、憩いや安らぎが感じられる空間を創出するため、…緑豊かなまちづくりを推進します。」と説明され、またロゴの説明に「多様性」「well-being(ここちよい)環境」が謳われています。
先日、グテーレス国連事務総長は「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰の時代になった。」と発言しているように、気候危機は深刻な状況になっています。都市のおける緑地はヒートアイランド現象を軽減し、地球温暖化防止に必要です。ところが、福岡市の現状は、永続性がある樹木地は減少傾向です。また、舞鶴公園では、2022年までの5年間に大木が98本伐採されています。街路樹や須崎公園でも多くの大木が伐採されました。
私たちは、都心部の再開発が進む中で、ますます都心部に良質な緑地を確保する必要があると考えています。市民会館跡地の整備においては、遮熱効果が低い芝生による広場の整備ではなく、大木が繁る緑豊かな森にすることが必要です。その為に「市民会館跡地の整備に関する市民会議」を設置し、多くの市民の声を生かす必要があると考えます。また、「福岡市 新・緑の基本計画」の目標年度である2020年は既に経過しており、早急に改定する必要があります。
そこで、以下請願します。
【請願項目】
1、市民会館跡地の整備においては、計画を変更して緑豊かな森にしてください。
2、市民会館跡地の整備については広く市民の声が反映できるよう、福岡市は意見交換及び意見聴取の場として、札幌市の「気候市民会議」のような無作為抽選の市民と公募市民で構成する「市民会館跡地の整備に関する市民会議」を設置してください。
3、現況調査を実施し、2009年策定の「福岡市 新・緑の基本計画」を早急に改定してください。
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