【報告】自衛隊名簿提供問題ー6月30日(金)第1回控訴審裁判報告
- 広報部
- 2023年7月11日
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更新日:2023年8月9日
自衛隊名簿提供訴訟団 荒木龍昇
大雨になるという天気予報でしたが、門前集会が始まる午後1時は雨がやみ、約20人の参加で門前集会をしました。
脇さんより、3月30日の第1審の不当判決を受けての控訴の手続き等、その後の動きについて報告がありました。森あやこ議員からの福岡市の状況についての報告後、太宰府市から参加の議員から、「西日本新聞が5月11日付けの名簿提供問題を報じたことを受けて、太宰府市でも除外申請ができるようにした。しかし、実施機関が1ヶ月しかなかったため、議会で問題にしたことにより、7月いっぱいまで除外申請を伸ばすことができた。今後は他の議員とともに、自衛隊への名簿提供問題についてチラシを作るなどして、情宣していくことを考えている。」との報告がありました。
控訴審では27名が傍聴に来ており、被告である市からも4人が来ていました。脇さんと荒木が意見陳述を行いました。控訴審は意見陳地述の後、裁判長は証人尋問は不要と言い渡した上、いきなり10月4日に判決を出す旨を言って裁判を終わろうとしました。脇さんから抗議と裁判官の忌避(※)の声があがりましたが、これに耳を貸さずに裁判官は退席。市(被告)の代理人は、原告の準備書面(1)に対しての反論の準備書面を、裁判前日29日に届け、これに対して我々が準備するいとまを与えず、原告の準備書面(2)については被告の反論がないまま控訴審を終了させるという不当な裁判進行でした。
その後会場を移動し、今後の取り組みについてを協議しました。この協議で裁判官の忌避を申し立てることを確認し、8月5日(土)13時から15時に裁判についての学習会と、判決後の運動を見据えた取り組みについて意見交換をすることにしました。いかなる判決が出ても、名簿提供させない運動を継続し、他都市にも広げていくことが必要だと参加者で共有しました。8月5日の学習会・意見交換会について参加希望者は荒木(090-3602-3842)までご連絡ください。
※忌避:訴訟事件に関して、裁判官や裁判所書記官に不公正なことをされるおそれのある場合に、当事者の申し立てにより、その者を事件の職務執行から排除すること。また、そのための申し立てをすること。(weblio辞書より)
関連HP:自衛隊への名簿提供を許さない!実行委員会
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