中村哲医師に心より哀悼の意を表します
- 広報部
- 2019年12月16日
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アフガニスタンで長年、人道支援と復興に携わってきた医師の中村哲さん(NGO「ペシャワール会」現地代表)が今月4日、現地移動中に何者かに銃撃され、お亡くなりになられました。私たちふくおか緑の党も、心より哀悼の意を表します。
1984年から医療支援を続けてこられ、次々に診療所を開設していった矢先の2000年5月、アフガニスタンを大干ばつが襲いました。地球温暖化が原因と考えられる大干ばつによる「気候難民」を目の当たりにし、同年8月から中村さんたちは「清潔な飲料水と十分な食べ物を」を掲げ、井戸を掘削と用水路の整備を始められました。これまでに掘った井戸は約1600本。福岡市の面積の半分にあたる1万6500ヘクタールの農地を灌漑し、約60万人の人々の生活を支えた、と言われています。
中村哲さんは、人間と自然が折り合って生きていくこと、そして、現地で維持補修が可能な「適正技術」にこだわって、支援活動を続けてこられました。
また、ソ連軍のアフガン侵攻や国内の内戦など戦禍の中を潜り抜けてこられ、「武力で平和は実現しない」というメッセージも発信し続けてこられました。
道半ばで凶弾に倒れた中村哲さんの言葉をしっかりと受け止め、平和で持続可能な社会の実現に向けて、私たちも尽力してまいります。
2019.12.15
ふくおか緑の党運営委員会




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