緊急事態宣言下の「沖縄デー」-私たちのいのちと自由を守るための行動を!
- 広報部
- 2020年4月27日
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更新日:2020年5月1日
「いま国会ではコロナ対策の補正予算が審議されているが、国民のいのちを守る予算になっていない」、「防衛費は削減されず、辺野古の新基地をはじめ南西諸島の基地建設・ミサイル建設は見直しされていない」。4月26日(日)、今年も「4・28沖縄デー」の集会とデモが行われ、あらき代表はスピーチでこのように述べました。

サンフランシスコ講和条約が発効した1952年4月28日から68年が経ちます。この日、連合国軍の占領下にあった日本は独立できたものの、沖縄(や奄美・小笠原諸島)は日本から切り離され、引き続き占領下に置かれることになりました。72年の「沖縄返還」以降、本土から沖縄へ基地が移転されていきました。過重な基地負担は今日まで続いており、沖縄ではこの4月28日を「屈辱の日」と呼んでいます。本土でも「沖縄デー」として沖縄に連帯する行動が行われ、ここ福岡でも毎年行われています。
今年も例年どおり警固公園で集会し天神一周をデモする計画でしたが、集会は天神パルコ前に場所を変更して開催されました。警固公園を管理する中央区役所がコロナ感染拡大防止を理由に主催団体に対して自粛を要請し、使用許可が下りなかったためです。あくまで“要請”であるにもかかわらず、実質的な中止の“命令”・“強制”に等しい区役所の対応は問題があると考えます。
緊急事態宣言下の天神の往来は非常に少なく、警固公園も“3密”とはほど遠い閑散とした状況でした(下の写真参照)。集会とデモには、おのおのコロナ対策の自衛をした上で、例年の約3割、約30人が参加しました。参加者同士の距離を保ちながら、アピールとデモを行いました。
いま辺野古では工事現場でコロナ感染者が出たことで工事が中止になってはいますが、安倍政権は、緊急事態宣言により市民の権利や行動を制限する一方で、“戦争する国”への動きは着々と進めています。福岡市でも自衛隊への名簿提供が進められつつあります。また、改憲に向けた動きにも注視していく必要があります。
安倍政権の暴挙に対して、コロナ感染防止に気をつけつつ、オンラインでの行動も含めて、しっかりと行動していきましょう。



※26日(日)午後の警固公園は閑散としていました。